「なんだか気が乗らない」「不安で動けない」そんなネガティブな感情が湧き上がるとき、あなたは原因を探しがちですが、バシャールは「その感情は幻想から生まれている」と言います。
ネガティブな感情は、私たちが無意識に抱えるビリーフ(信念)というフィルターを通して見えているものです。このビリーフの背後にある「幻想や嘘」を見抜くことが、ネガティブなエネルギーを中和する鍵となります。
ステップ1:感情は「ビリーフのヒント」!何を信じているか探る
ネガティブな感情は、ネガティブなビリーフから生まれます。
もしあなたが不快な感情を感じたら、それを無理に「なかったこと」にしないでください。それは、あなたの内側に「何か信じていることがある!」という大切なヒントです。
- 感情を認める: まず「今、自分は不快に感じている」と、その感情を自分のものとして受け入れます。
- 探究する: その感情を感じるのは、「何を本当だと信じているだろう?」と、好奇心を持って自分に問いかけてみましょう。
この探求のプロセスは、あなたを恐れのエネルギーから解放し、探究心や好奇心のエネルギーへとシフトさせます。ビリーフの正体が見えたとき、それは親や社会から刷り込まれた「荷物」でしかなかったと気づき、手放すことができるのです。
ステップ2:ビリーフは「真実ではない」と知る
ネガティブなビリーフは、「あなたには価値がない」と必死に信じ込ませようとします。なぜなら、あなたが本当は自分に価値があることを知っているからです。
バシャールは、この物理的な現実は「あなたのビリーフがそう見せている」幻想であり、嘘に過ぎないと言い切ります。
- この世界で絶対的なのは「5つの法則」などごく一部。
- 他はすべて、あなたが持つビリーフのフィルターを通した体験、つまり「ドラマ」です。
あなたのビリーフが変われば、世界の見え方はガラリと変わります。ネガティブな信念は、あなたを縛りつける「真実」ではなく、あなたがこの現実をどう体験するかを決める「フィルター」でしかないことを知りましょう。
ステップ3:ビリーフは「いつでも変えられる」と知る
ネガティブなビリーフは強力に見えますが、その性質は元々「変わるもの」です。
あなたがどんな信念からも抜け出せる鍵を、常に持っています。その鍵とは「思い出すこと」だけです。
ネガティブな信念が必死に訴えかけてきたとしても、一歩立ち止まって、「ちょっと待てよ!本当か?これはただの信念かもしれないぞ」と思い出すだけでいいのです。この瞬間に、「自分はこれを変えられる」という力を取り戻します。
ステップ4:本来の自分は「中立」である
ビリーフを外す最大の効果は、あなたが中立な状態に戻ることです。
- 全ての出来事、状況は、本来中立(良いも悪いもない状態)です。
- ネガティブな信念が弱まると、あなたは自然に中立に戻ります。
中立な状態は、実は少しだけポジティブ寄りです。なぜなら、中立とは「自由に選べる状態」だから。
バシャールは、宇宙の仕組み自体がネガティブよりも少しポジティブに傾いていると言います。あなたがただ中立に身を委ね、流れに任せていれば、創造の流れがやがてあなたをポジティブに導いてくれるのです。
【あなたの価値を思い出す】 「働かざるもの食うべからず」といった社会や他者から植え付けられたビリーフは、あなたの価値を制限します。しかし、バシャールは言います。「もしあなたに価値がないのであれば、この世にあなたはいない。あなたがこの世にいるという事実は、あなたに価値がある証拠だ」と。
ネガティブな感情が湧いた時、この「ネガティブを中和する4つのステップ」を思い出すことが、誰かに植え付けられたビリーフを取り除き、本来のあなたの価値を取り戻すための最強のツールとなるでしょう。
コメント