バシャールは、私たちが人生を豊かに生きるための真髄は「無条件の自己愛」にあると説きます。
あなたにとって、今、最も必要なものは何でしょうか? そして、なぜそれが今、手元にないと感じるのでしょうか?
必要なものは「今ここにある」と知る
バシャールは、まず私たち自身を無条件に愛することができれば、次の真実がわかるようになると言います。
「あなたが自分自身を無条件に愛する時、あなたが必要とするものは今ここにあるということがわかります。つまり、今ここに無いものは、あなたには必要のないものです。」
「しかし、それに気づくには、先にあなたが自分を無条件に愛する必要があるのです。」
私たちが「足りない」「欠けている」と感じるのは、自分を無条件に愛せていない状態が原因です。私たちが自分を愛したとき、初めて、私たちはすでに完璧で、必要なものはすべて揃っている状態(=今の自分)であることを認識できるのです。
では、なぜ私たちは自分を無条件に愛せないのでしょうか?
「自分には愛される価値がない」という思い込み
バシャールは、核心を突く問いを投げかけます。
「では、あなたが無条件に自分自身を愛するだけの価値が自分にはないと思う理由はありますか?」
これに対し、ある質問者は「育つ過程で、もし周りの人が自分を嫌ったりする状況になったら、自分がおかしいと思うように教えられました」と答えました。
これは、多くの人が抱えている、非常に根深い「ビリーフ(思い込み)」です。
「あなたがおかしい」と信じるあなたがおかしい
この質問に対し、バシャールは私たちを解放する力強い言葉をかけます。
「あなたがおかしいと信じるあなたがおかしいのです。あなたはおかしいと信じなければ、あなたはおかしくないのです。」
「あなたはおかしいと信じることだけが、あなたがおかしい現実を創るのです。なぜなら、あなたが真実だと思うことが、あなたの現実に反映されるからです。それ以外にはあり得ないのです。」
「自分はおかしい」という信念(ビリーフ)は、「自分はおかしい」という体験を創るための、唯一の原因なのです。
裏を返せば、あなたには、自分がおかしいと信じる原因は一切ない、ということです。
「未来の自分」と「あるべき自分」と比較する意味はない
もちろん、私たちは誰でも成長し、変化し、より良い自分になりたいと思っています。それは自然なことです。
しかし、バシャールは続けます。
「今それができてない=あなたはおかしい、とはならないのです。」
「なぜなら、未来の自分と今の自分を比べる意味もないからです。」
私たちが陥りがちな罠は、無意識のうちに「こうあるべき理想の自分」や「未来の完璧な自分」と今の自分を比較し、「自分はまだまだダメだ」とジャッジしてしまうことです。
バシャールは、この比較に意味はないと言います。
「昔の自分や未来の自分と今の自分を比べる必要も意味もありません。」
「こうあるべき自分と比較して、自分をダメだと思う必要などないのです。ただありたい自分であればいいのです。」
今のあなたは、今の自分と、今ありたい自分を知っています。
「今ありたい自分であること」、それだけが、あなたが最も高い周波数で存在する「あるべき状態」なのです。
自分を責めるのをやめ、「今の自分は完璧であり、愛される価値がある」と無条件に受け入れたとき、あなたの周波数は高まり、すべてがスムーズに流れ始めます。
まとめ
いつもバシャールの前向きな言葉には元気付けられます。誰かと比較して自分はダメなんだとか思う必要はないと言うことです。堂々としていれば良いんです。あなたは存在すること自体で価値があります。ネガティブなビリーフを見つけて手放す。これは日々やったほうが良いですね。



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