「人生は思い通りにいかないもの。良いことも悪いことも半々で起こる、それが人生だ」
私たちはしばしば、このような考えを耳にします。そして、良いことが起きれば「日頃の行いが評価された」、悪いことが起きれば「バチが当たった」と、起きた出来事に対して感情が上下する。ほとんどの人が、この「出来事に反応して感情を決める」という状態を当たり前として生きています。
しかし、エイブラハムは「思考が先で、現実はその結果である」と教えています。私たちの認識とは順番が逆なのです。私たちは、出来事に合わせて感情を動かすように教えられてきましたが、実は私たちの思考こそが、体験する現実を創り出しているのです。
信念とは、繰り返し放った思考の波動
何かに意識を集中すると、そこから波動が生じます。その波動に合うものが、あなたの現実に現れ始めます。この「何かへの集中」が続き、繰り返されると、それは信念となります。
信念とは、難解なものではなく、繰り返し放った思考の波動にすぎません。
その信念が、あなたの現実を引き寄せるスタート地点となり、同じ波動を持つ出来事を引き寄せます。そして、その思考と一致する経験を手に入れることで、「やっぱりこれが真実だ!」と確信を深める。
これが、私たちが引き寄せや創造と呼んでいるプロセスの正体です。あなたの人生、そして他人の人生も、その人の優勢な思考を反映した結果に過ぎません。
思考の選択が現実を変える
私たちは同時に二つのことを考えることはできません。良いことを考えている時、悪いことは考えられません。逆に、悪いことを考えている時、良いことを考えるのは困難です。
自分にとって良いことを考えることを選択すれば、良い波動を放つことになり、その波動に一致する現実が訪れます。ネガティブな思考はその逆です。
つまり、「プラス思考でいこう」「前向きに考えよう」というアドバイスは、引き寄せの法則から見ても正解なのです。
捉え方を変える「考え方の癖」
同じものを見聞きしても、人によって捉え方が全く違うことがあります。この捉え方の違いこそが、人生を大きく変える鍵となります。これは、バシャールの言うビリーフ(信念)にも深く関わる、あなたの「考え方の癖」です。
何事も自分にとって良い方に捉える癖をつけること。これが、より良い現実を創造するための大切な姿勢だと思います。
「今日も自分にとって良いことしか起こらない」
そう心に決めて、この素晴らしい一日を楽しみ尽くしましょう!
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