「周波数を上げましょう」とよく言われますが、具体的にどうすればいいのか分からない、という声を多く聞きます。
周波数(波動)とは、私たちの意識の状態そのものです。落ち込んだり、喜んだり、私たちの頭の中で起こる思考や感情が、そのまま周波数として現れています。
宇宙の真理を伝えるバシャールは、私たちの意識を9つのレベルに分けて説明しています。
バシャールが説く「9つの意識レベル」
| 周波数 | 意識レベル | 概要 |
| 高 | 1.オーバーソウル | 根源的な魂の集合体 |
| 2.魂 | 全ての過去生、未来生を含む自己 | |
| 3.ハイヤーセルフ(高次の自己) | 純粋な知恵と直感。ワクワクの源 | |
| 4.人生の青写真 | 今世で決めてきたテーマや課題 | |
| ↓ | 5.ビリーフ(信念・思い込み) | 私たちが「真実だ」と信じていること |
| 6.感情 | ビリーフから生まれるエネルギー | |
| 7.思考 | 顕在意識で生まれる考え | |
| 8.行動(癖) | 思考・感情に基づいた行動パターン | |
| 低 | 9.集合的合意 | 社会全体で共有されている常識やルール |
周波数を高くする(1へ向かう)ほど、私たちは本来の自分(ハイヤーセルフ)に近い状態で生きることができます。
そして、この中でも特に「5.ビリーフ」「6.感情」「7.思考」「8.行動」の4つが、私たちが現実を変えるための鍵となります。なぜなら、これらが私たちの「現実世界」を形作っているからです。
現実を変える最重要ポイントは「ビリーフ(思い込み)」
私たちが何を信じているか、つまり「ビリーフ(信念・思い込み)」がすべての始まりです。
- 「努力しないとお金はもらえない」
- 「働かざるもの食うべからず」
- 「何もしなかった休日を過ごすと自己嫌悪になる」
これらの「~すべき」「~すべきでない」といった無意識のルールは、過去の経験や他人から植え付けられたものです。
ビリーフ → 感情 → 思考・行動
- ビリーフ(5):あなたが信じることで、それが「真実」として共鳴する周波数が発せられます。
- 感情(6):その周波数に共鳴して、無意識に感情が生まれます。これが「引き寄せ」のポイント。
- 思考(7)&行動(8):感情に基づいて、顕在意識で思考が生まれ、行動へと繋がります(取り越し苦労をする癖、マイナス思考の癖など)。
つまり、あなたの現実世界は、あなたが何を信じているか(ビリーフ)にかかっているのです。
「ワクワクの法則」が周波数を上げる直行便である理由
バシャールの教えで有名な「ワクワクの法則」は、最高の周波数へ向かうためのメッセージです。
「ワクワクしたことをする」ことは、意識レベル3のハイヤーセルフからのメッセージ(直感)に従うということです。この行動は、最も高い周波数帯域で行われています。
「お金が欲しければ、嫌なことも我慢して働かなければならない」(ビリーフ5)という低い周波数に基づく行動よりも、「ワクワクに従って行動する」(ハイヤーセルフの直感3)という高い周波数に基づく行動の方が、結果的に最良の現実を引き寄せます。
ワクワクの法則に従うことは、周波数を上げ、人生の青写真(4)に沿った道を進むための確かな道筋なのです。
ネガティブなビリーフを見破り、周波数を上げる方法
私たちを不安や恐怖に陥れるネガティブな感情は、すべてビリーフ(思い込み)が原因です。しかし、このネガティブなビリーフには巧妙な仕組みがあります。
<ネガティブビリーフの罠>
ネガティブビリーフは、それが「絶対的な真実」であり、それ以外の選択肢は「あり得ない、嘘だ」とあなたに信じ込ませるようにできています。そうしないと、そのビリーフに基づいたネガティブな現実体験を創ることができないからです。
しかし、この仕組みが分かれば、私たちはネガティブなビリーフの「嘘」を見破ることができます。
【周波数を上げるセルフコーチング】
周波数を上げて現実を変えるには、あなたのビリーフに「それ、本当に真実ですか?」と問いかけ、疑ってみることが最も効果的です。
- 恐怖・不安を感じたとき: なぜ自分はそう思ったのか、その感情の裏にあるビリーフ(思い込み)を深掘りする。
- 問いかけ: 「努力しないとお金はもらえない」→「それ、本当に真実ですか?」
- 手放す: そのビリーフが単なる「思い込み」であり、変えることが可能だと腑に落ちたとき、ネガティブな感情(恐怖や不安)は、実体のない幻想・虚像として手放すことができます。
あなたの恐怖や不安は、実在するものではありません。すべては、あなたが「信じていること」から生まれているのです。
自分のビリーフを変えることで、あなたの周波数は高まり、それに共鳴した新しい現実が創造されていきます。


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