「願いを叶える人は、“未来”ではなく“今の選択”を変えている」
――人生を変えるのは、大きな決断ではなく「毎日の小さな選択」だった
はじめに
「人生を変えたい」
そう思ったとき、多くの人は未来を見る。
もっとお金があったら。
理想の仕事に就けたら。
素敵な人と出会えたら。
健康になったら。
自由な時間が増えたら。
そうなったとき、きっと自分は幸せになれる。
だから、その未来を引き寄せようとする。
願う。
イメージする。
アファメーションをする。
そして、現実が変わるのを待つ。
でも、ここには一つ、見落としやすいポイントがある。
未来を変えたいなら、未来を考え続けるより、「今日の自分の選択」を見たほうがいい。
なぜなら人生というものは、
「いつか」
という大きな一日でできているわけではないからだ。
今日何を考えたか。
何を選んだか。
何を断ったか。
何に時間を使ったか。
何を大切にしたか。
その小さな選択が、少しずつ未来を作っている。
宇宙理論を人生に落とし込むと、ここがとても面白い。
「願いを叶える」とは、未来を無理やりこちらへ引っ張ってくることではなく、未来につながる自分の選択を今日から始めることなのではないか。
人生は「大きな一発」で変わると思っている
僕たちは、人生を変える出来事を大きく考えすぎている。
会社を辞める。
引っ越す。
起業する。
結婚する。
大金を手にする。
人生を変えるほどの出会いがある。
もちろん、そういう出来事もある。
でも、人生を振り返ってみると、本当に人生を変えたのは、その前にあった小さな選択だったりする。
「今日はこっちに行ってみよう」
「この人に連絡してみよう」
「やってみたかったことを一度やってみよう」
「これはもうやめよう」
そんな何気ない選択が、後から大きな分岐点になっていたりする。
人生というのは、突然現れる大きな扉を一回だけ開けるゲームではない。
毎日、小さな扉を何度も開けている。
そして、その積み重ねが、いつの間にか自分のいる場所を変えている。
「何をするか」以上に、「何を選ばないか」が人生を変える
これは、宇宙理論を考えるうえで非常に面白いところだと思う。
人生を変えるというと、
「何を始めるか」
ばかり考える。
でも、ときには、
「何をやめるか」
のほうが重要だったりする。
毎日SNSを見て、人と比較する。
必要以上に人の評価を気にする。
もう終わったことを何度も考える。
自分には無理だと決めつける。
嫌なのに「嫌じゃないふり」をする。
こういう小さな選択も、毎日積み重なっている。
つまり、
人生は、やったことだけではなく、毎日繰り返している「選ばなかった自由」によっても作られている。
何かを始める前に、一つやめてみる。
それだけで、人生に新しいスペースができることがある。
エイブラハムが教える「感情」という羅針盤
エイブラハムの教えでは、感情は自分の内側の状態を知るためのナビゲーションとして捉えられる。
ここを、僕は「人生の選択」という視点で考えると面白いと思う。
たとえば、二つの選択肢がある。
Aを選べば、周囲からは「正解」と言われる。
Bを選べば、周囲からは「そんなので大丈夫?」と言われる。
頭だけで考えれば、Aを選びたくなる。
でも、Aを考えると胸が重くなる。
Bを考えると、少し怖いけれど、どこか心が広がる。
もちろん、「気分がいいからBが絶対正解」という単純な話ではない。
現実的な条件も確認する必要がある。
それでも、自分の感情を無視しない。
ここが大切なのだと思う。
自分の人生なのだから、自分の内側から出てくる声を、最初から無視する必要はない。
「ワクワクすることをする」の本当の意味
バシャールの教えでよく知られているのが、「最もワクワクすることを、できる範囲で行動する」という考え方だ。
これを聞くと、
「じゃあ、好きなことだけしていればいいの?」
と思うかもしれない。
でも、もっと深く考えると、これはかなり実践的な話になる。
たとえば、
「いつか写真を仕事にしたい」
と思っている人がいるとする。
でも、
「仕事になるまで何もしない」
なら、未来を待っているだけだ。
そうではなく、
今日は写真を撮る。
一枚投稿する。
一人に見せる。
新しい場所へ行ってみる。
撮影の技術を一つ覚える。
すると、その小さな行動が次の選択肢を連れてくる。
ワクワクとは、感情だけではなく、「今ここから動ける方向」を知らせるものとして見ることもできる。
未来を一気に手に入れなくていい。
今日できる一歩でいい。
宇宙は「願い」だけでなく「選択」にも反応する
ここからが、今回の核心だ。
「お金が欲しい」
と願いながら、
「お金がなくなったらどうしよう」
という選択を毎日していたらどうだろう。
「自由になりたい」
と言いながら、
「失敗したら怖いから、今まで通りにしよう」
と毎日選んでいたらどうだろう。
「素敵な人と出会いたい」
と言いながら、
「どうせ自分なんて」
と人との出会いを避けていたらどうだろう。
願いと選択が違う方向を向いている。
これでは、自分の中でアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだ。
だから宇宙理論を実生活に落とすなら、
「何を願っているか」だけではなく、「その願いに対して今日どんな選択をしているか」
を見る必要がある。
これは「宇宙が願いを審査している」という意味ではない。
自分自身の意識、感情、行動、習慣が、少しずつ人生の方向を決めていくということだ。
未来の自分は、今日の自分の中にいる
「理想の自分になったら、こうする」
と考える人は多い。
お金持ちになったら旅行する。
成功したら堂々とする。
自信がついたら挑戦する。
時間ができたら好きなことをする。
でも、これだといつまで経っても「条件が整うのを待つ人生」になってしまう。
ここで、逆の発想をしてみる。
その未来の自分なら、今日どう選ぶだろう?
自信のある自分なら、今日どう話すだろう。
自由な自分なら、今日何を大切にするだろう。
豊かな自分なら、今日どんな気持ちでお金を使うだろう。
自分を大切にしている人なら、今日どんなものを断るだろう。
すると、未来が突然遠いものではなくなる。
未来の自分を待つのではなく、
未来の自分がしそうな選択を、今日ほんの少しだけ先取りする。
これが、かなり強い。
「叶った証拠」を探すのをやめる
引き寄せを実践していると、
「いつ叶うんだろう?」
と気になってくる。
すると、
お金は増えた?
仕事は来た?
出会いはあった?
状況は変わった?
と、現実を毎日確認する。
でも、これは場合によっては、
「まだ叶っていない」ことを毎日確認している
とも言える。
種を植えたあと、
「芽が出た?」
と毎日土を掘り返したら、成長の邪魔になってしまう。
だから、願ったあとに大切なのは、
「いつ叶う?」
ではなく、
「今日、どんな自分でいたい?」
なのかもしれない。
結果の確認から、今日の選択へ。
視点を変えるだけで、ずいぶん楽になる。
シンクロニシティは「選択の先」に現れる
バシャールの世界観では、シンクロニシティは人生の流れを読むための一つのナビゲーションとして扱われる。
ここにも大きなヒントがある。
何もしないで、
「宇宙からサインが来るまで待とう」
というより、
自分が動いた先で起こる偶然に気づく。
これが大切なのだと思う。
一歩動いた。
すると、誰かと出会った。
話をした。
すると、別の人を紹介された。
紹介された人から、思いがけない情報をもらった。
その情報をきっかけに、新しい場所へ行った。
そして、また新しい展開が生まれた。
人生って、案外こういうものだ。
最初から最後まで一本道が見えているわけではない。
一歩進んだから、次の一歩が見える。
だから、未来全部を知る必要はない。
次の一歩だけ分かればいい。
人生を変えるのは「特別な自分」ではなく「普通の今日」
ここまで来ると、宇宙理論は急に現実的になる。
特別な能力はいらない。
毎日完璧にポジティブである必要もない。
ずっと高い波動でいなければならないわけでもない。
落ち込む日もある。
迷う日もある。
何もしたくない日もある。
それでも、
「今日は何を選ぼう?」
と考えることはできる。
いつもなら怒るところで、一度黙ってみる。
いつもなら我慢するところで、「今日はやめておこう」と言う。
いつもなら諦めるところで、5分だけやってみる。
いつもなら不安を検索するところで、今日は自分の感覚を感じてみる。
そんな小さな選択でいい。
人生を変えるのは、
「人生を変えるほどの一日」ではない。
人生を変えるのは、
「普通の日に、いつもと違う選択を一つすること」
なのかもしれない。
「未来の自分なら、どう選ぶ?」
今日から、願いを一つ持つだけではなく、
こんな質問を使ってみよう。
「その願いが叶った未来の僕なら、今日どう選ぶだろう?」
お金が豊かな自分なら、今日どう考える?
自由な自分なら、今日何を断る?
自信のある自分なら、今日誰に何を伝える?
幸せな自分なら、今日どんな時間を大切にする?
そして、その中から一つだけやってみる。
大きなことじゃなくていい。
未来の自分と、今日の自分をつなぐ小さな橋を一本かける。
それで十分だ。
なぜなら未来は、
「いつか突然やってくる場所」ではなく、今日の選択の延長線上に少しずつ現れてくるものだから。
まとめ
宇宙理論では、
「願えば叶う」
という言葉がよく語られる。
でも、僕はVol.50では、そこをもう一段深く考えてみたい。
願うことは、スタート地点。
そのあとにあるのが、
「今日、何を選ぶのか」
だ。
「豊かになりたい」と願う。
だったら今日、豊かさを感じられるものを一つ見つける。
「自由になりたい」と願う。
だったら今日、小さな「NO」を一つ選んでみる。
「自分らしく生きたい」と願う。
だったら今日、誰かの期待ではなく、自分の感覚を一度だけ優先してみる。
「素敵な人生を送りたい」と願う。
だったら今日、素敵な一日を一つ作ってみる。
人生は、未来に向かって一気にジャンプするものではない。
一日。
一日。
一日。
その中の小さな選択が、少しずつ自分のいる場所を変えていく。
そしてある日、
「いつの間にか、ずいぶん遠くまで来たな」
と気づく。
もしかすると、「引き寄せ」と呼んでいる現象の中には、そんな積み重ねも含まれているのかもしれない。
願いが未来を指差す。
感情が方向を教える。
そして、選択が一歩を作る。
その一歩の先に、また次の一歩が現れる。
未来を変えようとしなくていい。
まず今日を、ほんの少し変えてみる。
すると、その「ほんの少し」が、未来から見れば大きな分岐点になっているかもしれない。
🌱 今日の一歩
今日、何かを選ぶ場面があったら、
いつもの自分ではなく、
「なりたい自分なら、どう選ぶだろう?」
と、一度だけ考えてみよう。
そして、その答えを小さく実行する。
たった一つでいい。
人生は、そこから変わり始める。


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