現実を変えたいなら、現実と戦わない。
――目の前の世界を否定するのではなく、「自分の見方」を変えてみる
- はじめに
- 現実は「出来事」だけではできていない
- 「現実」と「現実の解釈」は違う
- 私たちは出来事に「意味」を足している
- 同じ世界に住んでいても、見えている世界は違う
- 「現実を変える」の前に「フィルター」を見る
- 「私は運が悪い」と思っていると、何が起きるか
- 人間の脳は「探しているもの」を見つけやすい
- 「チャンスがない」のではなく、「チャンスだと認識していない」だけ
- 宇宙の法則を「魔法」にしない
- 現実を否定しなくていい
- 「受け入れる」と「諦める」は違う
- 戦うほど、意識はそこに縛られる
- 「嫌な現実」より「望む方向」を見る
- 感情は「ナビゲーション」のようなもの
- 感情を消すのではなく、読み取る
- 現実を変える最初の一歩は、「反応」を変えること
- 「意味」を選び直す
- 現実に「ありがとう」と言えなくてもいい
- 感謝は「無理やり作るもの」ではない
- 「今」を変えると、未来の見え方が変わる
- 宇宙に任せるということ
- 人生は「一発勝負」ではない
- 「選び直す自由」を持つ
- 僕が感じたこと
- まとめ
- 🌱 今日の一歩
- 心の旅を続ける 第3章
はじめに
「もっとお金があれば……」
「もっと良い仕事だったら……」
「もっといい人に出会えたら……」
「もっと環境が良ければ……」
「もっと周りの人が理解してくれたら……」
人生が思うようにいかないとき、
私たちは、
目の前の現実を変えようとします。
もちろん、
環境を変えることは悪いことではありません。
転職してもいい。
引っ越してもいい。
人間関係を整理してもいい。
新しいことを始めてもいい。
でも、
一つだけ、
知っておきたいことがあります。
それは、
外側だけを変えても、内側が同じなら、また同じような問題に出会うことがある。
ということです。
では、
どうすればいいのでしょうか。
今回のVol.46では、
「現実を変える」ということを、
少し違う角度から考えてみます。
現実は「出来事」だけではできていない
例えば、
朝起きたら雨が降っていた。
これは、
ただの出来事です。
でも、
ある人は、
「最悪だ。今日はついてない。」
と思うかもしれません。
別の人は、
「雨か。じゃあ今日はゆっくりしよう。」
と思うかもしれません。
また別の人は、
「雨の日の写真を撮りに行こう。」
と思うかもしれません。
雨という出来事は同じ。
でも、
その人が経験している「現実」は、
まったく違います。
ここに、
大きなヒントがあります。
「現実」と「現実の解釈」は違う
私たちは、
出来事そのものと、
自分がそれについて考えたことを、
一緒にしてしまいがちです。
「上司に注意された。」
これは出来事。
「自分は嫌われている。」
これは解釈です。
「友達から連絡が来ない。」
これは出来事。
「自分は大切にされていない。」
これは解釈です。
「仕事がうまくいかなかった。」
これは出来事。
「自分には才能がない。」
これは解釈です。
この二つは、
同じものではありません。
私たちは出来事に「意味」を足している
例えば、
誰かから、
「今日は忙しいから会えない。」
と言われたとします。
事実は、
「今日は会えない。」
それだけです。
ところが、
「自分に会いたくないんだ。」
「嫌われたのかな。」
「もう関係が終わるかもしれない。」
と、
どんどん意味を足していく。
すると、
最初は小さな出来事だったものが、
心の中で、
大きな問題になっていきます。
つまり、
私たちは、
現実をそのまま経験しているというより、
現実に自分なりの意味を加えながら生きている。
のです。
同じ世界に住んでいても、見えている世界は違う
面白いことがあります。
同じ場所に、
同じ時間に、
同じ出来事を見ている二人がいても、
感じている世界は、
同じではありません。
ある人には、
チャンスに見えるものが、
別の人には、
危険に見える。
ある人には、
自由に見えるものが、
別の人には、
不安に見える。
ある人には、
「面白そう。」
に見えるものが、
別の人には、
「怖い。」
に見える。
つまり、
私たちは世界そのものだけでなく、自分のフィルターを通して世界を見ている。
「現実を変える」の前に「フィルター」を見る
宇宙理論では、
「思考が現実をつくる。」
という表現がよく使われます。
ただ、
これを単純に、
「考えれば何でも現実になる。」
と捉える必要はありません。
現実には、
自分ではコントロールできない出来事もあります。
他人の意思もあります。
社会の変化もあります。
偶然もあります。
だから、
すべてを自分の思考の責任にする必要はありません。
むしろ、
今回注目したいのは、
「自分が現実をどう受け取っているか」
という部分です。
「私は運が悪い」と思っていると、何が起きるか
例えば、
「自分は運が悪い。」
と思っている人がいるとします。
何か起きるたびに、
「ほら、まただ。」
と思う。
予定が狂った。
「やっぱり自分は運が悪い。」
仕事でミスをした。
「やっぱり自分はダメだ。」
誰かに断られた。
「どうせ自分なんて。」
すると、
本当に、
「運の悪い人生」
に感じてきます。
でも、
ここで一つ質問です。
本当に「運の悪い出来事」だけが起きているのでしょうか?
もしかすると、
良い出来事も起きている。
でも、
「運が悪い」というフィルターを通しているため、
見落としている可能性があります。
人間の脳は「探しているもの」を見つけやすい
これは、
スピリチュアルな話だけではありません。
私たちは、
自分が意識しているものを、
見つけやすくなります。
例えば、
新しく欲しい車が決まった途端、
街中で、
その車ばかり目につくようになった経験はありませんか?
突然、
その車が増えたわけではありません。
それまでにも、
走っていたはずです。
ただ、
自分の意識が、
その車を重要な情報として、
拾うようになった。
人生でも、
似たことが起こります。
「チャンスがない」のではなく、「チャンスだと認識していない」だけ
「自分にはチャンスがない。」
そう思っていると、
目の前にあるものも、
チャンスとして見えなくなることがあります。
「こんなの無理。」
「自分には関係ない。」
「大したことじゃない。」
そうやって、
最初から除外してしまう。
一方で、
「何か面白いことがないかな?」
と思っている人は、
小さな情報にも反応します。
「あれ?」
「これ面白そう。」
「ちょっと調べてみよう。」
その小さな違いが、
後になって、
大きな違いになることがあります。
宇宙の法則を「魔法」にしない
ここは、
大切にしたいところです。
宇宙の法則を、
「願えば必ず叶う魔法」
にしてしまうと、
叶わなかったときに、
「自分の波動が低かったのかな。」
「自分の考え方が悪かったのかな。」
と、
自分を責めることになります。
それでは、
本末転倒です。
宇宙理論は、
自分を責めるためのものではありません。
むしろ、
自分を少し楽にするための視点
として使えばいい。
現実を否定しなくていい
「今の現実が嫌だ。」
そう思うこともあるでしょう。
それでいい。
無理に、
「最高!」
と思う必要はありません。
借金があるのに、
「お金持ちだ!」
と思い込む必要もありません。
嫌な仕事なのに、
「この仕事が大好き!」
と思い込む必要もありません。
大切なのは、
現実を否定することではなく、
「今はこうなっている」と認めること。
そして、
「ここからどうしたい?」
と考える。
「受け入れる」と「諦める」は違う
これも、
よく混同されます。
受け入れるとは、
「もう何も変えられない。」
と諦めることではありません。
むしろ、
逆です。
現実を、
「今はこうなんだ。」
と認めるからこそ、
次の行動を選べます。
例えば、
「今、お金が足りない。」
と認める。
そこから、
収入を増やす方法を考える。
「今の仕事が合っていない。」
と認める。
そこから、
次の仕事を探す。
「この人間関係は苦しい。」
と認める。
そこから、
距離を取る方法を考える。
現実を認めることは、現実に降参することではありません。
戦うほど、意識はそこに縛られる
例えば、
「絶対に失敗したくない。」
と思っているとします。
すると、
頭の中は、
失敗のことでいっぱいになります。
「失敗しないように。」
「失敗したらどうしよう。」
「また失敗したら……。」
気づけば、
自分が望んでいるものではなく、
避けたいものばかりを見ています。
これは、
かなり疲れます。
だから、
「失敗しないように。」
ではなく、
「どうなったら嬉しい?」
へ意識を戻してみる。
この小さな方向転換が、
とても大切です。
「嫌な現実」より「望む方向」を見る
例えば、
「お金がないのが嫌だ。」
という思いがある。
もちろん、
その感情は自然です。
でも、
そこに意識を集中し続けると、
「お金がない。」
という状態ばかりが、
心の中で大きくなります。
そこで、
少しだけ方向を変える。
「本当は、どんな生活がしたい?」
「どんな働き方なら楽しい?」
「どんなことにお金を使いたい?」
「どんな毎日なら安心できる?」
「お金があることで、何を経験したい?」
つまり、
「嫌なもの」から「望むもの」へ視線を移す。
感情は「ナビゲーション」のようなもの
宇宙理論の世界では、
感情を、
「良い・悪い」
だけで判断しない考え方があります。
例えば、
イライラする。
悲しい。
不安。
寂しい。
それらは、
「ダメな感情」ではありません。
むしろ、
自分が、
今どこにいるのかを教えてくれる、
ナビゲーションのようなもの。
「この考え方は、自分に合っていないよ。」
「本当は、こっちが欲しいよ。」
と、
教えてくれているのかもしれません。
感情を消すのではなく、読み取る
不安になったら、
「不安になる自分はダメ。」
と否定する。
怒ったら、
「怒るなんて最低。」
と責める。
そうではなく、
一度、
聞いてみる。
「この感情は、何を教えてくれているんだろう?」
怒りの奥に、
「本当は大切にしてほしかった。」
があるかもしれない。
悲しみの奥に、
「本当は大好きだった。」
があるかもしれない。
不安の奥に、
「本当はこうなりたい。」
があるかもしれない。
感情は、
敵ではありません。
現実を変える最初の一歩は、「反応」を変えること
大きなことをしなくてもいい。
例えば、
誰かに嫌なことを言われた。
今までなら、
一日中、
その言葉を思い出していた。
でも今日は、
「この人はそういう考えなんだ。」
と一歩引いてみる。
予定が狂った。
「最悪。」
ではなく、
「さて、どうしよう?」
と考える。
失敗した。
「自分はダメだ。」
ではなく、
「何が分かった?」
と見る。
これだけでも、
自分が経験する世界は変わります。
「意味」を選び直す
Vol.42でも、
過去の出来事の意味について触れました。
今回も、
ここにつながります。
出来事は、
一つ。
でも、
意味は、
一つとは限りません。
失敗。
↓
「自分には能力がない。」
とも、
「この方法ではうまくいかないと分かった。」
とも、
捉えられる。
別れ。
↓
「愛されなかった。」
とも、
「自分が本当に望む関係を考えるきっかけになった。」
とも、
捉えられる。
もちろん、
簡単には切り替えられないこともあります。
でも、
意味を一つに固定しない。
これは、
自分を自由にする方法の一つです。
現実に「ありがとう」と言えなくてもいい
宇宙理論では、
「感謝」が大切だと言われます。
でも、
嫌なことが起きたときに、
無理して、
「ありがとう!」
と思う必要はありません。
腹が立つなら、
腹が立っていい。
悲しいなら、
悲しくていい。
まず、
「私は今、嫌なんだ。」
と認める。
その上で、
少し落ち着いてから、
「この経験から何を学べるだろう?」
と考える。
それで十分です。
感謝は「無理やり作るもの」ではない
本当の感謝は、
「感謝しなければ。」
と頑張って作るものではなく、
後から、
自然に湧いてくることがあります。
「あの経験があったから、今がある。」
「あの人に出会えたから、これを知った。」
「あの失敗があったから、今の自分がいる。」
そう思えたとき、
初めて、
「あれも必要だったのかもしれない。」
と感じる。
だから、
感謝できない自分を、
責めなくていい。
「今」を変えると、未来の見え方が変わる
未来は、
まだ起きていません。
だから、
今の自分が、
未来を完全に知ることはできません。
でも、
今、
何を感じ、
何を考え、
何に意識を向け、
どんな行動を選ぶか。
これは、
今の自分にできます。
そして、
それが、
次の現実を作っていきます。
だから、
未来を心配し続けるより、
「今の自分にできることは何だろう?」
と考える。
宇宙に任せるということ
宇宙に任せるとは、
「何もしない。」
ではありません。
むしろ、
自分ができることをやった上で、
結果を完全にコントロールしようとしないこと。
願う。
行動する。
選択する。
そして、
流れを見る。
もし、
思っていた方向と違ったら、
また選び直す。
この繰り返しです。
人生は「一発勝負」ではない
一度選んだら、
一生その道を歩かなければならない。
そんなことはありません。
違ったと思ったら、
変えていい。
やっぱりこっちだと思ったら、
戻ってもいい。
一度やめたことを、
また始めてもいい。
昨日の自分と、
今日の自分が、
違う答えを出してもいい。
人生は、
テストのように、
一度提出したら、
二度と変更できないものではありません。
「選び直す自由」を持つ
これは、
とても大切な自由です。
「一度決めたから。」
「ここまでやったから。」
「周りに言ってしまったから。」
そんな理由だけで、
苦しい場所に居続けなくてもいい。
もちろん、
責任は必要です。
でも、
責任を持つことと、
自分を縛ることは違います。
人生には、
何度でも、
「やっぱりこっち。」
と選び直す自由があります。
僕が感じたこと
人生を変えようと思ったとき、
つい、
大きなことを考えます。
仕事を変える。
引っ越す。
人間関係を変える。
お金を増やす。
新しいことを始める。
もちろん、
それも大切です。
でも、
その前に、
もっと小さなところで、
人生は変わり始めるのかもしれません。
嫌なことが起きたとき、
「最悪。」
と反応していた自分が、
「さて、どうしよう?」
と言えるようになる。
失敗したとき、
「自分はダメだ。」
ではなく、
「何が分かった?」
と言えるようになる。
未来が不安になったとき、
「どうなるんだろう。」
ではなく、
「今日できることは何だろう?」
と考える。
この小さな変化が、
積み重なっていく。
すると、
同じ場所にいても、
同じ仕事をしていても、
同じ人間関係の中にいても、
自分の感じる世界が、
少しずつ変わっていく。
そして、
不思議なことに、
自分の見方が変わると、
今まで見えていなかった選択肢が、
見えてくることがあります。
まとめ
現実を変えたい。
そう思ったとき、
まず外側を変えようとするのも、
一つの方法です。
でも、
その前に、
一度だけ、
自分に問いかけてみてください。
「僕は、この現実をどう見ているんだろう?」
出来事そのものと、
自分の解釈を分けてみる。
感情を、
敵ではなく、
ナビゲーションとして見てみる。
「嫌だ。」
から、
「本当はどうしたい?」
へ視線を移してみる。
そして、
自分にできる一歩を、
一つ選ぶ。
現実を無理やり変えようとしなくても、
現実との関わり方が変わると、人生の感じ方は変わります。
そして、
感じ方が変われば、
選択が変わる。
選択が変われば、
行動が変わる。
行動が変われば、
当然、
未来も少しずつ変わっていきます。
🌱 今日の一歩
今日は、
何か一つ、
「嫌だな。」
と思う出来事が起きたら、
すぐに判断する前に、
紙やスマホに、
この三つを書いてみてください。
① 何が起きた?
→ 事実だけ。
② 自分はどう解釈した?
→ 「嫌われた」「失敗した」など。
③ 本当はどうなったら嬉しい?
→ 自分が望む方向。
たったこれだけです。
例えば、
「連絡が来ない。」
↓
「嫌われたのかもしれない。」
↓
「安心してつながっていたい。」
ここまで分かれば、
次に何をすればいいかが、
少し見えてきます。
心の旅を続ける 第3章
✅宇宙理論シリーズvol31
受け取ることを許す」幸せは、あなたのところまで来ている。
✅宇宙理論シリーズvol32
意識を向けたものが、大きくなる」あなたは今日、何を見ていますか?
✅宇宙理論シリーズvol33
「感情は、あなたの人生を教えてくれる」その気持ちは、あなたに何を伝えている?
✅宇宙理論シリーズvol34
「自分を責めない」人生を変えるのは、自己否定ではなく自己理解
✅宇宙理論シリーズvol35
「選ぶものが、人生をつくる」人生を変えるのは、大きな決断ではなく毎日の小さな選択
✅宇宙理論シリーズvol36
「焦らなくていい」見えないところでも、人生は動いている
✅宇宙理論シリーズvol37
人生は、思い通りにならないから面白い。遠回りに見える道と、シンクロニシティーを信頼する
✅宇宙理論シリーズvol38
「執着を手放すと、人生は動き出す」こうでなければ・・・を手放したとき、見えてくるもの
✅宇宙理論シリーズvol39
自分が自分をどう扱っているか。現実を変える前に「自分との関係」を変えてみる
✅宇宙理論シリーズvol40
現実を変えようとするほど、現実が変わらない理由
✅宇宙理論シリーズvol41
人生に「正解」を探さなくていい
✅宇宙理論シリーズvol42
人生の意味は、あとから変えていい。
✅宇宙理論シリーズvol43
現実が動き出す前に、あなたの中で起きていること
✅宇宙理論シリーズvol44
本当は、どうしたい?
✅宇宙理論シリーズvol45
人生は、思い通りにならないから面白い


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