人生は、思い通りにならないから面白い
――コントロールを手放したとき、思いもしなかった可能性が動き始める
- はじめに
- 私たちは「未来を知っているつもり」になっている
- 「予定外」は、失敗ではない
- 人間の頭は「分かったつもり」になる
- 「こうなるはず」が苦しさを生む
- シナリオを捨てる必要はない
- 「こうなったら最高」と「こうならなきゃ」は違う
- 宇宙に「注文」はしても、「納品方法」まで決めなくていい
- 宇宙の仕事と、自分の仕事
- 遠回りは、本当に遠回りなのか
- 人間のエゴには、人生の全体像が見えない
- 「予定外」を敵にしない
- 人生には「余白」が必要
- 「知らない」を楽しむ
- コントロールを手放すと、観察できる
- 流れに乗るとは、何もしないことではない
- 自分でできることは、自分がやる
- 人生の面白さは、「予想外」にある
- 「思い通り」を少し減らしてみる
- 僕が感じたこと
- まとめ
- 🌱 今日の一歩
- 心の旅を続ける 第3章
はじめに
「こうなったらいいな。」
誰にでも、
そんな未来があります。
この仕事がうまくいったらいい。
この人と仲良くなれたらいい。
これくらいのお金が入ってきたらいい。
この計画が予定通り進んだらいい。
旅行はこの日に行って、
ここへ寄って、
この店で食事をして……。
私たちは、
知らないうちに、
未来に「台本」を書いています。
そして、
その台本どおりに進むと、
安心します。
ところが、
人生はなかなか、
台本どおりには進んでくれません。
予定していたことが、
突然キャンセルになる。
思っていた人から、
連絡が来ない。
楽しみにしていた仕事が、
なくなる。
逆に、
まったく期待していなかったところから、
話が舞い込んでくる。
予定外の出会いがある。
偶然、
面白い場所を見つける。
そこで、
人生が思わぬ方向へ動き始める。
こういうことは、
誰にでもあります。
そして、
宇宙理論という視点から見ると、
ここには、
とても面白いことが隠れています。
それは、
「思い通りにならないこと」が、必ずしも悪いことではない
ということです。
私たちは「未来を知っているつもり」になっている
例えば、
あなたが旅行に行くとします。
出発前に、
完璧な予定を作りました。
朝8時に出発。
10時に到着。
11時に観光。
12時にランチ。
14時に次の場所へ。
夕方にはホテル。
すべて完璧です。
ところが、
途中で道を間違えた。
予定より遅れた。
仕方なく、
予定にはなかった場所へ立ち寄る。
すると、
そこがものすごく良かった。
「こんなところがあったんだ。」
そこで食べたものがおいしかった。
そこで出会った人と、
後日またつながった。
最初の予定には、
そんな出来事は、
一つも書かれていません。
でも、
旅が終わってみると、
一番印象に残ったのは、
予定外の出来事だった。
人生も、
案外これに似ています。
「予定外」は、失敗ではない
私たちは、
予定から外れると、
すぐに、
「失敗した。」
と思いがちです。
計画どおりにいかなかった。
だからダメだった。
でも、
本当にそうでしょうか。
予定というのは、
「その時点の自分が考えた未来」
です。
その未来が、
絶対に正しいとは限りません。
今の自分が、
未来のすべてを知っているわけではないからです。
だから、
予定と違うことが起きたとき、
すぐに、
「間違った。」
と決めなくてもいい。
もしかすると、
そこには、
まだ知らない可能性があるかもしれません。
人間の頭は「分かったつもり」になる
私たちの頭は、
未来を予測するのが大好きです。
「きっとこうなる。」
「あの人はこう考えている。」
「この仕事なら成功する。」
「これは絶対に失敗する。」
「こうしておけば安心だ。」
未来を予測することは、
もちろん大切です。
危険を避けるためにも、
計画を立てるためにも必要です。
でも、
一つ忘れてはいけないことがあります。
予測は、現実そのものではない。
ということです。
「こうなると思う。」
と、
「実際にこうなる。」
は、
まったく違います。
「こうなるはず」が苦しさを生む
人生が苦しくなるのは、
出来事そのものより、
「こうなるはずだった。」
という思いが、
現実とぶつかったときかもしれません。
「もっと評価されるはずだった。」
「もっと早く結果が出るはずだった。」
「この人なら分かってくれるはずだった。」
「これだけ頑張ったんだから、うまくいくはずだった。」
でも、
現実は違った。
すると、
出来事そのものに加えて、
「こんなはずじゃなかった。」
という苦しみまで、
自分の中に生まれます。
つまり、
苦しさを大きくしているのは、
出来事だけではなく、
自分が握っていた「こうなるはず」というシナリオ
なのかもしれません。
シナリオを捨てる必要はない
ここで、
誤解しないでください。
「何も計画しなくていい。」
という話ではありません。
夢を持っていい。
目標を決めていい。
予定を立てていい。
こうなりたい、
と思っていい。
むしろ、
それは大切です。
ただ、
一つだけ、
余白を残しておく。
「でも、もっと面白い展開があるかもしれない。」
この一言です。
「こうなったら最高」と「こうならなきゃ」は違う
この二つは、
似ているようで、
まったく違います。
「こうなったら最高!」
これは、
願いです。
でも、
「絶対にこうならなきゃ!」
になると、
執着に変わります。
願いには、
ワクワクがあります。
執着には、
不安があります。
願いは、
未来を楽しみにします。
執着は、
未来を監視します。
「いつ叶う?」
「まだ?」
「どうして?」
「本当に大丈夫?」
そうやって、
未来をコントロールしようとします。
宇宙に「注文」はしても、「納品方法」まで決めなくていい
これは、
宇宙理論を考えるうえで、
分かりやすい例えです。
例えば、
あなたがレストランで、
「パスタが食べたい。」
と思ったとします。
注文します。
でも、
厨房の中まで、
自分で指示するでしょうか?
「麺はこの角度で入れてください。」
「ソースは3分42秒煮込んでください。」
「皿は右から出してください。」
普通は、
そこまでしません。
注文したら、
料理が出てくるのを待ちます。
人生も、
少し似ています。
「こういう人生がいい。」
という願いは、
持っていていい。
でも、
「どうやって、それを実現するのか」まで、すべて自分で決めようとしなくてもいい。
宇宙の仕事と、自分の仕事
宇宙理論的な考え方として、
こんな役割分担をしてみてもいいでしょう。
自分の仕事は、
「何を望むのか」
を感じること。
そして、
目の前に来た一歩を選ぶこと。
宇宙に任せる部分は、
「どんな経路で、それが実現するのか」
ということ。
もちろん、
これは科学的に証明された仕組みではありません。
あくまで、
宇宙理論の世界観としての考え方です。
でも、
この考え方を持つと、
人生が少し楽になります。
遠回りは、本当に遠回りなのか
目的地へ向かっているとき、
道を間違えた。
予定より時間がかかった。
別の道を通ることになった。
その瞬間は、
「遠回りしてしまった。」
と思います。
でも、
後から振り返ると、
その道で、
大切な人に出会っていた。
新しい仕事につながっていた。
自分の好きなものを見つけていた。
そんなことがあります。
すると、
「あの遠回りが必要だったんだ。」
と思える。
だから、
人生の途中では、
「遠回りに見えるだけ」
ということがあります。
人間のエゴには、人生の全体像が見えない
ここは、
バシャールの考え方ともつながるところです。
バシャールは、
人間のエゴや、
限られた視点だけでは、
「本当に自分にとって最善の道」が、
必ずしも分かるわけではない、
という趣旨の話をしています。
例えば、
自分では、
「この道しかない。」
と思っている。
でも、
もっと先から全体を見れば、
別の道があるかもしれない。
自分では、
「これは失敗だ。」
と思っている。
でも、
もっと先では、
その経験が、
別の出来事につながっているかもしれない。
だからこそ、
シンクロニシティーや、
偶然の流れを、
完全に無視しない。
そんな生き方があります。
※ここでのバシャールに関する説明は、本人の思想・発言の趣旨を要約したものであり、科学的事実として述べているものではありません。
「予定外」を敵にしない
今日から、
一つだけ、
考え方を変えてみませんか。
予定外のことが起きたら、
すぐに、
「最悪。」
と言わない。
まず、
こう言ってみる。
「さて、ここから何が起きるんだろう?」
この一言です。
電車が遅れた。
「さて、ここから何が起きるんだろう?」
予定がキャンセルになった。
「さて、ここから何が起きるんだろう?」
仕事がうまくいかなかった。
「さて、ここから何が起きるんだろう?」
もちろん、
本当に困ることもあります。
そんなときまで、
無理にポジティブに考える必要はありません。
ただ、
「予定外=悪いこと」
と決めつけない。
人生には「余白」が必要
もし、
人生がすべて予定どおりだったら、
どうでしょう。
朝起きる時間。
仕事。
食事。
出会う人。
会話。
出来事。
すべて決まっている。
確かに、
安心かもしれません。
でも、
そこには、
偶然がありません。
発見もありません。
「こんなことになるとは思わなかった!」
という、
人生ならではの驚きもありません。
だから、
予定と予定の間には、
少し余白があっていい。
その余白に、
偶然が入り込んでくる。
「知らない」を楽しむ
私たちは、
分からないことを、
不安に感じます。
でも、
「分からない」ということは、
可能性が閉じていない、
ということでもあります。
明日、
誰に出会うか分からない。
どんな話が来るか分からない。
どんな出来事が起きるか分からない。
未来が分からないからこそ、
人生は、
一度きりの体験になります。
だから、
全部を知ろうとしなくてもいい。
「分からないけど、行ってみよう。」
そんな日があってもいいのです。
コントロールを手放すと、観察できる
未来をコントロールしようとしていると、
目の前の出来事を見る余裕がなくなります。
「こうならなきゃ。」
と思っているから、
現実が、
「そうなっているか?」
ばかり気になる。
でも、
「どうなるか分からない。」
と少し力を抜くと、
周りが見えてきます。
誰かの一言。
偶然見かけたもの。
突然入ってきた情報。
なぜか気になる場所。
そんな小さなものに、
気づけるようになります。
そして、
そこから、
次の一歩が見えてくることがあります。
流れに乗るとは、何もしないことではない
「宇宙に任せる。」
という言葉を聞くと、
何もしなくていいように感じるかもしれません。
でも、
それは違います。
流れに乗るとは、
川に浮かんで、
何もしないことではありません。
流れを見ながら、
必要なら舵を切る。
岸に寄る。
方向を変える。
ときには、
流れに逆らって進む。
そうやって、
自分も動く。
つまり、
「任せる」と「何もしない」は別物です。
自分でできることは、自分がやる
宇宙に任せるからといって、
何もしなくていいわけではありません。
連絡したいなら、
連絡する。
行きたいなら、
行ってみる。
学びたいなら、
学ぶ。
応募したいなら、
応募する。
話したいなら、
話してみる。
でも、
その先がどうなるかまでは、
完全にはコントロールできません。
だから、
自分にできるところまでやったら、
あとは、
少し手を緩める。
「ここまでは僕がやった。ここから先は、流れを見てみよう。」
そんな感覚です。
人生の面白さは、「予想外」にある
振り返ってみてください。
人生で印象に残っている出来事は、
すべて予定表に書いてあったでしょうか?
たぶん、
そうではないでしょう。
突然の出会い。
思わぬ仕事。
偶然の旅行。
予定外の出来事。
何気ない会話。
あの日、
あの場所に行ったこと。
あの人から連絡が来たこと。
そういう、
「まさか」が、
人生の大切なページになっていることがあります。
「思い通り」を少し減らしてみる
もちろん、
願いを諦める必要はありません。
夢を捨てる必要もありません。
ただ、
「こうならなければ幸せじゃない。」
という条件を、
少しだけ緩めてみる。
例えば、
「この仕事で成功しなければ。」
ではなく、
「この仕事をやってみたい。」
「この人と絶対に結ばれなければ。」
ではなく、
「この人と一緒にいる時間が好き。」
「この場所に行けなければ。」
ではなく、
「この場所に行ってみたい。」
未来を、
「絶対」
から、
「楽しみ」
へ変えてみる。
それだけで、
心の余裕が生まれます。
僕が感じたこと
人生を振り返ってみると、
「予定どおりになったこと」より、
「予定外だったこと」のほうが、
案外、
記憶に残っています。
あの日、
たまたま寄った店。
偶然出会った人。
予定が変更になったことで、
行くことになった場所。
何気なく始めたこと。
そのときは、
ただの偶然でした。
でも、
後から振り返ると、
人生の流れを変えていた。
だから最近は、
「予定どおりにいかない。」
とき、
少しだけ、
こう考えてみることにしています。
「もしかすると、まだ知らない展開があるのかもしれない。」
もちろん、
全部が良い方向へ進むとは限りません。
そんな都合のいい話ばかりではありません。
でも、
「予定外」を、
最初から悪者にしない。
それだけで、
人生は少し、
面白くなる気がします。
まとめ
私たちは、
未来を計画します。
それは大切なことです。
でも、
未来を完全にコントロールすることはできません。
だから、
「こうなるはずだった。」
というシナリオを、
少しだけ緩めてみる。
願いは持つ。
行動もする。
努力もする。
でも、
実現するまでの道筋まで、自分で決めつけない。
予定外のことが起きたら、
すぐに、
「失敗した。」
と判断しない。
「ここから何が起きるんだろう?」
と、
少しだけ、
余白をつくる。
人生には、
自分が考えていたより、
もっと面白い道が用意されていることがあります。
その道を見つけるには、
完璧な地図より、
少しの余白
が必要なのかもしれません。
🌱 今日の一歩
今日、
予定どおりにいかなかったことが一つ起きたら、
いつものように、
「最悪だ。」
「予定が狂った。」
と判断する前に、
一度だけ、
こう言ってみてください。
「ここから、何が始まるんだろう?」
何も始まらなくても、
もちろん大丈夫。
ただ、
その瞬間に、
「予定外=悪いこと」
という自動的な反応を、
一度止めてみる。
そして、
目の前を少し観察してみる。
そこに、
何か面白いものが見つかるかもしれません。
心の旅を続ける 第3章
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人生は、思い通りにならないから面白い。遠回りに見える道と、シンクロニシティーを信頼する
✅宇宙理論シリーズvol38
「執着を手放すと、人生は動き出す」こうでなければ・・・を手放したとき、見えてくるもの
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✅宇宙理論シリーズvol40
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現実が動き出す前に、あなたの中で起きていること
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