【バシャール】恐怖に基づく信念を手放し、トラウマを教訓に変える

バシャール

バシャールは、私たち自身の信念体系の力と、それが人生にもたらす影響について、非常に重要なメッセージを伝えています。特に、ネガティブと恐怖に基づく信念体系は、時として私たちの中にトラウマを生み出す根源となってしまいます。

しかし、ここで立ち止まってはいけません。トラウマは、人生を止めてしまうものではなく、むしろ前進するための教訓として利用すべきだとバシャールは説きます。

重要なのは「何が起きたか」ではありません。本当に人生に違いを生み出すのは「起きたことに、私たちがどうするか」なのです。

魂は成長のために、時にトラウマ的な体験をあえて取り込むことがあります。物語の中で教訓を学ぶために、トラウマを別の方法で展開させ、そこから学びを得て、よりポジティブな選択ができるようになるためです。

過去にどんな辛い経験があったとしても、その経験をどう変え、そこから何を学んだかが最も重要です。私たちは、よりポジティブな方法で前に進むことを選べます。トラウマ体験から教訓を学び、別の方法で物事を行うことを選択することで、トラウマによる恐怖に基づく信念を手放すことができるのです。


愛と信念の書き換えがトラウマからの解放の鍵

このバシャールのメッセージを深く掘り下げると、ある真実が浮き彫りになります。それは、あなたは愛されて存在しているという宇宙の根源的な法則です。

もし、この「愛されている」という事実が心の底から腑に落ちていれば、過去のトラウマの正体を客観的に捉え、冷静に対処できる気がしませんか?逆に、この根源的な愛がわからなければ、「私の気持ちがわかるはずがない」と、心の扉を閉ざしてしまうことになりかねません。

実は、この考え方はアドラー心理学にも通じます。アドラーの考え方に「トラウマは存在しない」という解釈があります。これは、過去の出来事(トラウマ)が原因で「今」があるのではなく、過去の出来事に私たちがどのような意味づけをするか(目的)によって「今」の行動や感情が決まる、という考え方です。

やはり鍵となるのは、私たちの持つビリーフ(信念)です。

トラウマによる恐怖に基づく信念を手放し、愛に基づいた新しい信念に書き換えること。この日々の活動こそが、私たちを真の自由へと導きます。

今日も、あなたの役に立たない古いビリーフを手放し、軽やかに前進しましょう。

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