宇宙理論シリーズ Vol.37

宇宙の法則

人生は、思い通りにならないから面白い。
遠回りに見える道と、シンクロニシティーを信頼する

はじめに

人生には、

「こうなるはずだった。」

と思っていたことが、

その通りにならないことがあります。

頑張ったのに、結果が出なかった。

楽しみにしていたことが、突然なくなった。

信じていた人と、離れることになった。

行きたいと思っていた場所に、なぜか行けなくなった。

思い描いていた未来とは、

まったく違う場所に立っている。

そんなとき、

私たちはつい、

「人生がうまくいっていない。」

と思ってしまいます。

でも、

少しだけ見方を変えてみましょう。

もし人生が、

最初から最後まで、

自分の計画通りに進んだとしたら?

そこには、

「偶然の出会い」も、

「思いがけない発見」も、

「予定外のチャンス」も、

今ほど生まれないかもしれません。

人生には、

自分では計画していなかった出来事がある。

だからこそ、

人生には物語が生まれるのです。

そして、

宇宙理論を学んでいくと、

ここでもう一つ、

興味深い考え方に出会います。

それが、

シンクロニシティー。

偶然のように見える出来事が、

不思議なタイミングで重なっていく。

思い通りにならなかったことが、

結果として別の道につながっていく。

バシャールの考え方では、

こうした流れを、

Higher Mind(ハイヤー・マインド)からの導き

として捉えます。

もしかすると、

私たちのエゴが、

「遠回りだ」

と思っている道を、

もっと大きな視点では、

「こちらのほうが自然な道」

として見ている存在があるのかもしれません。

今日は、

そんな「思い通りにならない人生」と、

シンクロニシティーについて考えてみましょう。


「こうなるはずだった」が苦しさを生む

私たちは、

未来を想像します。

「きっとこうなる。」

「こうなれば幸せだ。」

「この仕事を続ければ、こうなれる。」

「この人といれば、ずっと大丈夫。」

未来を描くことは、

とても素敵なことです。

夢を持つことも、

目標を持つことも、

人生には大切です。

でも、

その未来を、

「絶対にこうならなければいけない」

に変えてしまうと、

現実との間に差が生まれたとき、

苦しくなります。

「思っていたのと違う。」

「こんなはずじゃなかった。」

「どうして自分だけ?」

そう思ってしまう。

でも、

現実が予定と違ったからといって、

必ずしも、

現実が間違っているわけではありません。

予定が変わっただけなのかもしれない。


人生には「予定外」が必要なのかもしれない

旅行をするとき、

すべての予定を完璧に決める人もいます。

何時に出発して、

どこへ行って、

何を食べて、

何時にホテルへ戻る。

それも楽しいでしょう。

でも、

途中で偶然見つけた小さな店。

予定にはなかった美しい景色。

たまたま出会った人。

道を間違えたことで見つけた場所。

旅行の思い出に残るのは、

意外と、

予定表には書いていなかった出来事

だったりします。

人生も、

少し似ているのではないでしょうか。


「失ったもの」しか見えないとき

予定していた未来が崩れたとき、

最初に目に入るのは、

「失ったもの」です。

仕事を失った。

関係を失った。

チャンスを失った。

お金を失った。

時間を失った。

もちろん、

悲しいことは悲しい。

無理に、

「これは良いことだったんだ。」

と思う必要はありません。

悲しいときは、

悲しんでいい。

悔しいときは、

悔しがっていい。

でも、

少し時間が経ったら、

一つだけ問いかけてみる。

「この出来事によって、これから何が始まる可能性があるだろう?」

すぐに答えが出なくてもいい。

その問いを持っておくだけで、

視線が、

「失ったもの」から、

「これからの可能性」へ、

少しずつ移っていきます。


すべての出来事に、今すぐ意味をつけなくていい

ここは、

とても大切です。

宇宙理論の話をしていると、

「すべての出来事には意味がある。」

という言葉を耳にすることがあります。

でも、

僕はそれを無理に信じなくてもいいと思います。

つらい出来事が起きた直後に、

「これは宇宙からのギフトだ。」

なんて思えなくても、

当然です。

大切なのは、

無理に意味を作ることではありません。

まず、

「今は分からない。」

と認めてもいい。

そして、

時間が経ってから、

「あの経験があったから、今の自分がいるんだな。」

と思える日が来るかもしれない。

来ないかもしれない。

それでもいい。

人生の出来事すべてに、

今すぐ答えを出す必要はありません。


「意味」は、あとから生まれることがある

子どもの頃には、

「なんでこんなことを勉強するんだろう?」

と思っていたことが、

大人になってから、

「あのとき学んでいて良かった。」

と思うことがあります。

当時は、

意味が分からなかった。

でも、

後から意味が生まれた。

人生の出来事も、

それと似ています。

その瞬間には、

ただの失敗だった。

ただの遠回りだった。

ただの別れだった。

そう思っていたことが、

何年か後になって、

「あの経験が、自分を変えるきっかけだった。」

と思えることがあります。

だから、

今すぐ答えが見えなくても、

焦らなくていい。


遠回りは、本当に遠回りなのか?

ここで、

バシャールの考え方が、

とても興味深く重なってきます。

バシャールは、

人間の物理的な心、

いわゆるPhysical Mind(フィジカル・マインド)=エゴ は、

人生のすべての道筋を把握して、

「どうやってそこへたどり着くのか」

を完全に理解するためのものではない、

という考え方を示しています。

一方、

ハイヤーマインド(Higher Mind)は、

フィジカル・マインド( Physical Mind)よりも広い視点から、

人生の展開を捉えている、

とされます。

これを、

一つのたとえ話として考えてみましょう。

山の中を歩いている人には、

目の前の道しか見えません。

「この道をまっすぐ行けば目的地だ。」

と思って歩いていたら、

突然、

道が通行止めになった。

「なんでだよ!」

と思うでしょう。

でも、

山の上から全体を見ている人には、

その先にある崖も、

別の道も、

その道がどこにつながっているのかも、

見えている。

歩いている本人には、

「遠回り」

に見えている道が、

全体を見れば、

「必要な道」

なのかもしれません。

もちろん、

これはバシャールの思想を理解するための比喩です。

(科学的にハイヤーマインドの存在や働きが証明されている、という話ではありません。)

でも、

人生を考えるうえでは、

とても面白い視点ではないでしょうか。


シンクロニシティーを信頼する

そして、

ここからが今回のVol.37で、

僕が一番伝えたいところです。

人生では、

不思議なタイミングがあります。

会いたいと思っていた人から、

突然連絡が来る。

探していた情報が、

偶然目の前に現れる。

予定が変更になったことで、

別の人と出会う。

行こうと思っていた場所に行けなくなったら、

その直後に、

もっと気になる場所を見つける。

そんな、

「偶然とは思えないような重なり」

が起こることがあります。

これを、

シンクロニシティーと言います。

心理学者のユングは意味のある偶然の一致と表現しています。

バシャールの思想では、

こうしたシンクロニシティーを、

ハイヤーマインドからの導きとして捉えることがあります。

つまり、

「自分の頭で全部の道を決めようとしなくてもいい。」

ということです。


エゴは「遠回り」を判断できない

ここが、

とても面白いところです。

エゴ(フィジカルマインド)は、

目の前の状況だけを見て、

判断します。

「この道が最短だ。」

「こっちのほうが得だ。」

「今すぐ結果が出なければ意味がない。」

「予定通りに進まなければ失敗だ。」

でも、

エゴには、

その先に何があるのか、

すべてを見ることはできません。

だから、

「遠回りだ。」

と思ったとしても、

本当に遠回りなのかどうかは、

その瞬間には分からない。

もしかしたら、

その道を歩いたからこそ、

出会える人がいる。

その道を歩いたからこそ、

身につく経験がある。

その道を歩いたからこそ、

本当に行きたい場所に気づく。

だから、

「思い通りにならない=間違い」

と、

すぐに決めなくてもいいのです。


シンクロニシティーは「何もしない」という意味ではない

ここは、

誤解しないようにしましょう。

シンクロニシティーを信頼するとは、

何もしないで、

ただ待っていることではありません。

バシャールは、

「ワクワクすることに行動する」

という考え方を繰り返し語っています。

つまり、

自分の役割は、一歩を踏み出すこと。

でも、

その一歩を踏み出した後、

「絶対にこのルートでなければならない。」

と、

すべてをコントロールしようとしない。

ここが大切です。


「行動」と「信頼」は両立する

僕たちは、

「自分で頑張る」か、

「宇宙に任せる」か、

どちらかを選ばなければならないように考えてしまいます。

でも、

本当は両方できる。

行動する。

そして、

信頼する。

自分にできることをする。

でも、

結果がどう展開するかまで、

すべてを支配しようとしない。

これなら、

現実逃避にもなりません。

「宇宙が何とかしてくれる。」

と何もしないのではなく、

「僕は僕のできる一歩を歩く。
そして、その先に現れる流れにも目を向けてみる。」

という生き方です。


「今は進まない」というシンクロニシティーもある

シンクロニシティーというと、

「良いことが次々に起きる」

というイメージを持つかもしれません。

でも、

必ずしもそうとは限りません。

バシャールの公式な説明でも、

シンクロニシティーには、

「今、行動するタイミング」

を示すものだけでなく、

「今はまだ、そのタイミングではない」

という方向を示すものもある、

という考え方が語られています。

つまり、

ドアが開かない。

話が進まない。

予定が変更される。

連絡が来ない。

それも、

一つの情報なのかもしれません。

「諦めろ。」

という意味ではなく、

「今は、こちらではない。」

という可能性もある。

だったら、

無理やりドアをこじ開けなくてもいい。

少し横を見てみる。

別の道を歩いてみる。

そして、

流れを観察してみる。


「なぜ?」から「次はどこ?」へ

人生で、

何かがうまくいかなかったとき、

私たちは、

「なぜ?」

と考え続けます。

なぜダメだったのか。

なぜ自分には起きないのか。

なぜ予定通りにならないのか。

原因を考えることは大切です。

でも、

いつまでも「なぜ」に留まっていると、

意識が過去に向いたままになります。

そんなとき、

質問を一つ変えてみる。

「じゃあ、次はどこへ行こう?」

道が閉じた。

じゃあ、次は?

予定が変わった。

じゃあ、次は?

思っていた結果にならなかった。

じゃあ、次は?

この問いが、

人生を前へ進めてくれます。


すべてを知ろうとしなくていい

僕たちは、

「この先どうなるの?」

という答えを欲しがります。

でも、

もし人生の先が全部見えていたら、

それはそれで、

少しつまらないのかもしれません。

今は、

何も分からない。

でも、

一歩進んでみる。

すると、

次の道が見えてくる。

そして、

また一歩進む。

人生とは、

もしかすると、

「全部の道を見せてもらってから歩くもの」ではなく、「一歩進むたびに次の道が見えてくるもの」

なのかもしれません。

だから、

今すべてを理解できなくてもいい。

今すべてを決めなくてもいい。

次の一歩だけ分かれば、それで十分です。なるようになる!


思い通りにならないことを、敵にしない

人生には、

自分の力では変えられないことがあります。

他人の気持ち。

他人の行動。

社会の変化。

突然の出来事。

偶然の出会い。

それらを、

すべて自分の思い通りにしようとすると

人生はとても苦しくなります。

だから、

自分にできることは、

しっかりやる。

そして、

自分にはコントロールできないことについては、

少し手を緩めてみる。

すると、

そこに、

思いがけない展開が入ってくる余白が生まれます。

もしかすると、

その余白に、

シンクロニシティーがやってくるのかもしれません。


僕が感じたこと

人生を振り返ってみると、

「あのとき、思い通りにならなくて良かった。」

と思うことがあります。

当時は、

悔しかった。

悲しかった。

納得できなかった。

でも、

その出来事があったから、

別の人に出会った。

別の場所へ行った。

別の仕事を始めた。

新しいことを知った。

そして、

今の自分がいる。

もちろん、

すべての出来事に、

後から都合のいい意味をつける必要はありません。

つらいものは、

つらい。

悲しいものは、

悲しい。

でも、

その瞬間の出来事だけで、人生の結末を決めない。

これは、

覚えておきたいと思います。

なぜなら、

あなたの物語は、

まだ途中だからです。


まとめ

人生は、

思い通りにならないことがあります。

努力しても、

結果が出ないことがあります。

願っても、

叶わないことがあります。

計画しても、

予定外のことが起きます。

でも、

それだけで、

人生が失敗したわけではありません。

自分では「遠回り」だと思っていた道が、

あとになって、

大切な道だったと分かることもあります。

だから、

すべてを自分の頭だけで決めなくてもいい。

自分にできることをする。

一歩を選ぶ。

そして、

その先で起きるシンクロニシティーにも、

少し意識を向けてみる。

道が開いたら、

進んでみる。

道が閉じたら、

別の方向を見てみる。

予定が変わったら、

「じゃあ、次は?」

と聞いてみる。

それでも、

すぐに答えが分からなければ、

焦らなくていい。

「まだ、次のページが見えていないだけ。」

そう考えてみる。

もしかすると、

あなたが「遠回り」と呼んでいる道の先に、

まだ知らない景色が待っているのかもしれません。


🌱 今日の一歩

今日は、

最近あなたの身の回りで起きた、

「思い通りにならなかったこと」

を一つ思い出してみましょう。

そして、

それを無理に「良かったこと」に変換する必要はありません。

ただ、

こう問いかけてみてください。

「もしこれが遠回りではなく、別の道への案内だとしたら?」

そして、

もう一つ。

今日一日の中で、

「偶然とは思えない小さな出来事」

を探してみましょう。

誰かから届いたメッセージ。

ふと目に入った言葉。

偶然耳にした会話。

たまたま出会った人。

なぜか気になった場所。

それを、

「ただの偶然」と片づけるのではなく、

少しだけ観察してみる。

そして、

こう問いかけてみてください。

「この流れは、僕に何を見せようとしているんだろう?」

答えを無理に出す必要はありません。

ただ、

気づいてみる。

それだけでいい。

心の旅を続ける 第3章

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意識を向けたものが、大きくなる」あなたは今日、何を見ていますか?

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「感情は、あなたの人生を教えてくれる」その気持ちは、あなたに何を伝えている?

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「選ぶものが、人生をつくる」人生を変えるのは、大きな決断ではなく毎日の小さな選択

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「焦らなくていい」見えないところでも、人生は動いている

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