「本当は、どうしたい?」
――「こうすべき」を少しずつ手放して、自分の本音を取り戻す
- はじめに
- 「こうしたい」より「こうすべき」が先に出ていないか
- 「したい」は、案外小さな声でやってくる
- 本音は、いつも大声では叫ばない
- 頭と心は、同じ答えを出すとは限らない
- 「安心」と「幸せ」は、同じではない
- 「怖い」と「嫌い」は違う
- 「人からどう見られるか」を一度外してみる
- 「評価される人生」と「満たされる人生」
- 「やりたいことが分からない」は、悪いことではない
- 「好き」を探すより、「嫌」を見つける
- 宇宙は「あなたらしさ」を消そうとはしない
- シンクロニシティーも、本音を教えてくれる
- 本音を知るには、「静かな時間」が必要
- 「小さな違和感」を無視しない
- 本音に従うことは、わがままではない
- 「本当はどうしたい?」は、自分を取り戻す質問
- 僕が感じたこと
- まとめ
- 🌱 今日の一歩
- 心の旅を続ける 第3章
はじめに
「本当は、どうしたい?」
そう聞かれたとき、
すぐに答えられるでしょうか。
「やりたいことは何ですか?」
と聞かれて、
「うーん……。」
と考え込んでしまう人も、
意外と多いのではないでしょうか。
でも、
それは自分にやりたいことがないからではありません。
もしかすると、
長いあいだ、
「自分がどうしたいか」より、「どうするべきか」
を優先してきたからかもしれません。
親が喜ぶこと。
会社が求めること。
世間から評価されること。
迷惑をかけないこと。
失敗しないこと。
嫌われないこと。
いつの間にか、
「こうしたい」
よりも、
「こうしなければ」
が、
人生の中心に座ってしまう。
そして、
ある日ふと、
気づくのです。
「あれ? 自分は本当は何がしたいんだろう?」
「こうしたい」より「こうすべき」が先に出ていないか
私たちの頭の中には、
たくさんの「べき」があります。
もっと働くべき。
もっと頑張るべき。
我慢するべき。
人に合わせるべき。
安定を選ぶべき。
失敗しないようにするべき。
年齢相応にするべき。
大人なんだから、
これくらいできて当然。
こうした言葉は、
すべてが悪いわけではありません。
社会の中で生きるためには、
ルールや責任も必要です。
でも、
問題なのは、
「べき」が増えすぎて、「したい」が聞こえなくなること。
です。
「したい」は、案外小さな声でやってくる
「したい」という気持ちは、
いつも大きな夢として現れるわけではありません。
もっと寝たい。
今日は少しゆっくりしたい。
この人と話したい。
あそこへ行ってみたい。
これを食べたい。
写真を撮りたい。
一人になりたい。
誰かに会いたい。
新しいことを始めたい。
そんな、
小さな感覚として、
ふっと現れることがあります。
ところが、
私たちはすぐに、
その声を打ち消します。
「でも忙しいから。」
「そんなことしている場合じゃない。」
「今さら無理だ。」
「もっと大事なことがある。」
そうやって、
小さな「したい」を、
一つずつ消していく。
本音は、いつも大声では叫ばない
本音というと、
何か特別な、
強烈な感情だと思うかもしれません。
でも、
本音はもっと静かなものかもしれません。
なぜか気になる。
なぜか惹かれる。
なぜか心が軽くなる。
なぜかやってみたい。
理由は説明できないけれど、
なぜか気になる。
そんな感覚です。
そして、
宇宙理論でいう「直感」も、
こうしたところに近いのではないでしょうか。
頭で計算するより前に、
心が、
「こっちじゃない?」
と、
そっと教えてくれる。
頭と心は、同じ答えを出すとは限らない
例えば、
頭では、
「この仕事を続けたほうがいい。」
と思っている。
でも、
心の奥では、
「本当は違うことをしてみたい。」
と思っている。
頭では、
「この人と付き合っていたほうが安心。」
と思っている。
でも、
心は、
「もう無理をしたくない。」
と言っている。
頭では、
「ここに住むのが合理的。」
と思っている。
でも、
なぜか別の場所に惹かれる。
どちらが正しいのでしょう。
実は、
必ずしも、
どちらかが間違っているわけではありません。
頭は、
「安全」を考えるのが得意。
心は、
「自分が本当に望んでいること」を感じるのが得意。
役割が違うのです。
「安心」と「幸せ」は、同じではない
ここは、
とても大切なところです。
私たちは、
安心できる選択をすると、
幸せになれると思いがちです。
もちろん、
安心は大切です。
でも、
安心だからといって、
必ずしも心が満たされるとは限りません。
逆に、
少し怖いけれど、
なぜか心が動くものもあります。
新しい仕事。
新しい土地。
新しい人間関係。
新しい挑戦。
そこには、
当然、不安もあります。
だから、
「怖いからやめる」
だけではなく、
一度、
「怖いけれど、本当はやってみたいのか?」
と聞いてみる。
これだけでも、
見える景色は変わります。
「怖い」と「嫌い」は違う
これは、
覚えておくと便利な言葉です。
やりたくないから、
怖い。
場合もあります。
でも、
やりたいからこそ、
怖い。
場合もあります。
例えば、
大勢の前で話すこと。
独立すること。
好きな人に気持ちを伝えること。
新しい場所へ行くこと。
夢に挑戦すること。
どれも、
「怖い」
かもしれません。
だから、
恐怖だけを基準にすると、
本当に望んでいるものまで、
諦めてしまうことがあります。
そこで、
もう一つ質問してみる。
「怖くなかったとしたら、僕はどうしたい?」
この質問は、
自分の本音を見つけるのに、
意外と役立ちます。
「人からどう見られるか」を一度外してみる
自分の本音が分からなくなったとき、
一つ試してほしいことがあります。
それは、
他人の目を一度消してみること。
もし、
誰にも反対されないとしたら?
もし、
誰にも笑われないとしたら?
もし、
誰にも評価されないとしたら?
もし、
失敗しても誰にも知られないとしたら?
そのとき、
自分は何をしたいでしょうか。
この質問をすると、
意外な答えが出てくることがあります。
「評価される人生」と「満たされる人生」
世の中には、
評価されやすい生き方があります。
高い収入。
肩書き。
地位。
ブランド。
有名な会社。
大きな家。
たくさんのフォロワー。
もちろん、
それらを望むことは、
悪いことではありません。
でも、
それらを手に入れたら、
必ず心が満たされるでしょうか。
そうとは限りません。
なぜなら、
「誰かに評価されること」と「自分が満足すること」は別だからです。
だから、
時々、
自分に聞いてみる。
「これは、誰かに認めてもらうために欲しいのか?」
それとも、
「自分自身が本当に欲しいのか?」
この違いは、
とても大きいのです。
「やりたいことが分からない」は、悪いことではない
ここで、
安心してほしいことがあります。
「自分のやりたいことが分からない。」
それは、
何も問題ではありません。
ずっと他人の期待に応えてきた人ほど、
自分の本音が分かりにくくなることがあります。
だから、
いきなり、
「人生の目的を見つけよう。」
なんて、
頑張らなくていい。
まずは、
小さなことでいい。
「今日は何を食べたい?」
「どこへ行きたい?」
「誰と話したい?」
「何をしているときが楽しい?」
そんなところから、
自分の感覚を取り戻していけばいいのです。
「好き」を探すより、「嫌」を見つける
面白い方法があります。
「何が好き?」
と聞かれて、
答えられない人は、
「何が嫌?」
と考えてみる。
これは、
意外と答えやすい。
無理に人に合わせるのが嫌。
急かされるのが嫌。
興味のないことを続けるのが嫌。
騒がしい場所が嫌。
嘘をつくのが嫌。
そうやって、
「嫌」を一つずつ見つけていく。
すると、
その反対側に、
自分が大切にしているものが見えてきます。
「急かされるのが嫌」
↓
自分のペースを大切にしたい。
「人に合わせ続けるのが嫌」
↓
自分らしくいたい。
「興味のないことを続けるのが嫌」
↓
好きなことに時間を使いたい。
「嫌」の中にも、
自分の価値観は隠れています。
宇宙は「あなたらしさ」を消そうとはしない
宇宙理論の世界では、
「本来の自分に戻る」
という考え方があります。
これは、
別人になることではありません。
むしろ逆です。
余計なものを少しずつ外して、本来の自分を思い出していく。
「こうあるべき。」
「こう見られたい。」
「こうしなければ。」
そんなものを一つずつ外したとき、
その奥から、
「本当はこうしたかった。」
という声が出てくる。
だから、
自分探しとは、
どこか遠くへ行って、
新しい自分を見つけることではないのかもしれません。
もともと知っていた自分を、思い出すこと。
なのです。
シンクロニシティーも、本音を教えてくれる
Vol.37で、
シンクロニシティーについて書きました。
これも、
今回の話とつながっています。
自分の本音に近づいていくと、
なぜか、
必要な情報が目に入る。
偶然、
人と出会う。
ちょうどいいタイミングで、
話が舞い込んでくる。
そんなことがあります。
もちろん、
すべてを「宇宙からのサイン」と断定する必要はありません。
偶然は、
偶然かもしれない。
でも、
その出来事をきっかけに、
自分が何を感じたのか。
そこには、
自分自身を知るヒントがあります。
「なぜか気になる。」
その感覚を、
一度、
大切にしてみる。
本音を知るには、「静かな時間」が必要
スマートフォン。
SNS。
テレビ。
仕事。
人との会話。
私たちの毎日は、
情報でいっぱいです。
その状態では、
自分の声が聞こえにくくなります。
だから、
一日の中で、
少しだけ静かな時間をつくる。
スマホを置く。
テレビを消す。
一人になる。
散歩する。
コーヒーを飲む。
空を見る。
何もしない。
すると、
ふと、
「そういえば……」
と、
心の奥から何かが出てくることがあります。
本音は、
騒音の中では、
聞き取りにくいのです。
「小さな違和感」を無視しない
本音は、
「やりたい!」
という形だけで現れるわけではありません。
「なんか違う。」
という違和感として、
現れることもあります。
なぜか疲れる。
なぜか気が重い。
なぜかその場所に行きたくない。
なぜかその人といると自分らしくない。
そんな小さな感覚です。
もちろん、
一時的な疲れや気分もあります。
だから、
違和感があったからといって、
すぐに何かを捨てる必要はありません。
でも、
何度も繰り返す違和感なら、
一度、
立ち止まってみてもいい。
「僕は、何を無理しているんだろう?」
と。
本音に従うことは、わがままではない
ここも、
誤解されやすいところです。
「自分の本音に従う」
と言うと、
「自分勝手になればいいの?」
と思うかもしれません。
もちろん、
違います。
人を傷つけてもいい。
責任を放棄してもいい。
約束を破ってもいい。
という話ではありません。
自分の気持ちを大切にしながら、
他人の気持ちも尊重する。
そのバランスです。
自分を犠牲にすることと、優しさは同じではありません。
「本当はどうしたい?」は、自分を取り戻す質問
人生に迷ったとき、
答えを誰かに聞きたくなります。
でも、
最後まで自分の人生を生きるのは、
自分自身です。
だから、
一度だけ、
誰にも聞かずに、
自分に聞いてみる。
「本当は、どうしたい?」
答えが、
「分からない。」
でもいい。
「休みたい。」
でもいい。
「やってみたい。」
でもいい。
「もうやめたい。」
でもいい。
「怖い。」
でもいい。
まず、
自分の本音を聞くこと。
それが、
スタートです。
僕が感じたこと
年齢を重ねるほど、
人生には、
「こうするものだ。」
というものが増えていきます。
若い頃なら、
「やってみよう!」
で飛び込めたことも、
大人になると、
いろいろな事情を考えるようになる。
家族。
仕事。
お金。
責任。
世間体。
もちろん、
それらを無視することはできません。
でも、
それらを全部考えた結果、
自分の気持ちが、
どこにも残っていなかったら、
少し寂しい。
だから、
これからは、
何かを決めるときに、
一つだけ質問を増やしてみたい。
「どうするべき?」
の前に、
「僕は、本当はどうしたい?」
と。
すぐに答えが出なくてもいい。
でも、
その質問を自分にしてあげるだけで、
自分との関係が、
少しずつ変わっていく気がします。
まとめ
人生では、
「正しい答え」を探すことも大切です。
でも、
それ以上に大切なのは、
自分の本音を置き去りにしないこと。
「こうすべき。」
「こうしなければ。」
「こう思われたい。」
そんな声ばかりを聞いていると、
いつの間にか、
自分が何を望んでいるのか、
分からなくなることがあります。
だから、
時々、
立ち止まってみる。
そして、
自分に聞いてみる。
「本当は、どうしたい?」
答えが小さくてもいい。
すぐに行動できなくてもいい。
まず、
聞いてあげる。
それだけでいいのです。
なぜなら、
自分の本音を無視し続ける人生と、
自分の本音を少しずつ尊重する人生では、
同じ毎日でも、
心の感じ方が変わってくるからです。
🌱 今日の一歩
今日は、
一日の中で一度だけ、
自分に、
こう聞いてみてください。
「今、本当はどうしたい?」
仕事中なら、
「少し休みたい。」
かもしれない。
家にいるなら、
「散歩したい。」
かもしれない。
誰かと話しているなら、
「今日は一人になりたい。」
かもしれない。
何かを始めたいなら、
「ちょっとだけやってみたい。」
かもしれない。
その答えが、
すぐに実行できなくても構いません。
大切なのは、
自分の声を聞いてあげること。
長いあいだ、
誰かの期待に応えてきた自分に、
今日は一度だけ、
「あなたは本当はどうしたい?」
と聞いてあげてください。
心の旅を続ける 第3章
✅宇宙理論シリーズvol31
受け取ることを許す」幸せは、あなたのところまで来ている。
✅宇宙理論シリーズvol32
意識を向けたものが、大きくなる」あなたは今日、何を見ていますか?
✅宇宙理論シリーズvol33
「感情は、あなたの人生を教えてくれる」その気持ちは、あなたに何を伝えている?
✅宇宙理論シリーズvol34
「自分を責めない」人生を変えるのは、自己否定ではなく自己理解
✅宇宙理論シリーズvol35
「選ぶものが、人生をつくる」人生を変えるのは、大きな決断ではなく毎日の小さな選択
✅宇宙理論シリーズvol36
「焦らなくていい」見えないところでも、人生は動いている
✅宇宙理論シリーズvol37
人生は、思い通りにならないから面白い。遠回りに見える道と、シンクロニシティーを信頼する
✅宇宙理論シリーズvol38
「執着を手放すと、人生は動き出す」こうでなければ・・・を手放したとき、見えてくるもの
✅宇宙理論シリーズvol39
自分が自分をどう扱っているか。現実を変える前に「自分との関係」を変えてみる
✅宇宙理論シリーズvol40
現実を変えようとするほど、現実が変わらない理由
✅宇宙理論シリーズvol41
人生に「正解」を探さなくていい
✅宇宙理論シリーズvol42
人生の意味は、あとから変えていい。
✅宇宙理論シリーズvol43
現実が動き出す前に、あなたの中で起きていること


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